石川遼はどう聞く?ベン・ホーガンの「不振は髪を伸ばしているからだ」(日刊ゲンダイDIGITAL)

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出典元:日刊ゲンダイDIGITAL

【プロツアー激辛情報】

 今シーズン、男子ツアーが始まって間もなく、石川遼を見たとき、「これは誰だ?」と、一瞬、目を疑った。

厳しいコース設定でなければ日本女子ツアーのレベルは上がらず、世界では戦えない

 髪を長く伸ばしたりヒゲを生やしたりしてイメージがだいぶ変わってしまっていたからだ。

 世界的に見ても、サッカー選手の中にはなぜか長髪のプレーヤーが多い。それがファッションなのかどうか分からないけれど、髪を振り乱して激しく動き回っているのを見ていると気になって仕方がない。

 ゴルフの場合は帽子をかぶってプレーしているので、長髪でもプレー中はたいして気にはならないという人も多いと思う。

 しかし、石川の髪は帽子の横から大きくはみ出している。髪をあんなに長く伸ばしている理由が何かあるのだろうか。

 デビュー当初の石川は「爽やかさ」が売りだったはずだ。汗まみれになって走り回り、激しくぶつかり合うサッカーやラグビーなどと違って、ゴルフは「歩くゲーム」である。ツアープロはゴルフを見てもらって暮らしを立てるのだから身だしなみにも十分気を配って欲しい。

 1966年に東京よみうりCCで行われたカナダカップ個人戦で、杉本英世はジョージ・ヌードソン(カナダ)とのプレーオフに敗れた。ヌードソンはダンディーな選手だったが、米ツアーで戦っていたころ、不振に陥ったとき、「髪を伸ばし過ぎているせいだ」とベン・ホーガンに言われたことがある。

「髪を伸ばすことによってバランスが変わり、スイングに影響している」と言われたというのである。ホーガンに言われたことなので、髪を短くしたらショットが良くなったとヌードソンは笑いながら言っていた。

 石川が、「急がば回るな」と言ってプロになり、日本シリーズで優勝したとき、ギャラリーは中高年の女性が多かった。足元を見るとゴルフ観戦に不向きなシューズを履いているギャラリーが多かった。そのために傾斜面のラフで滑って転倒する人が続出した。

 石川のような爽やかな選手が強くなればファンが増えて、ゴルフのイメージも良くなるに違いないと思った。

 石川は今年、30歳になった。5年間、挑戦した米ツアーでは2位が2回あったが、優勝には手が届かなかった。

 米ツアーを撤退して帰国した後は国内ツアーに参戦しながらスイング改造に取り組んでいた。そして下部ツアーから再度米ツアーに挑戦することを決意したようだ。

 かつてはQスクールを通れば米ツアーに出場できた。しかし、今は下部ツアー(コーンフェリーツアー)の出場権を取得し、そこで好成績を残して米ツアーに這い上がらなければならない。そのために今月の下部ツアー2次予選会に出場する。

 今季、国内ツアーで石川は2位が2回あるが、10月は上位に顔を出していない。長髪同様に、スイング改造がうまくいっているのか、気になる。

(菅野徳雄/日本ゴルフジャーナリスト協会顧問)

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