みずほFG株主総会 「教訓」見逃しに不信(産経新聞)

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出典元:産経新聞

みずほFGの坂井辰史社長は23日の定時株主総会で相次ぐシステム障害について謝罪したが、顧客目線の弱さは隠しようもない。株主総会では株主から危機管理体制の弱さを指摘され、坂井氏に対する不満も示された。システム障害に関する第三者委員会の報告書では、みずほが過去に起きたATM(現金自動預払機)をめぐる障害を公表していなかったことも明らかになっている。課題の先送りで大きく傷ついた信頼を回復するまでの道のりは平坦ではない。

「1年経ってみると、人的手配が不足していたように報道されている」

この日の株主総会で質問にたった男性株主は、システム障害を起こしたみずほの危機意識の低さを嘆いた。男性は昨年の株主総会でも質問に立ちシステム面の弱さを指摘したといい、不満を隠せない様子だ。

また質疑応答の最中には株主から坂井氏に対して株主総会の議長職不信任の動議も出た。反対多数で否決されたものの、経営陣への不信感を印象づけた。

顧客軽視の姿勢は、みずほの第三者委員会が今月まとめたシステム障害に関する報告書でも明らかになっていた。今回と同様の通帳やカードの取り込みは、平成30年6月にも1821件、令和元年12月にも187件あったが、みずほは「公表基準に達していない」として公表せず。報告書は「顧客への影響に対する感度の低さ」に言及し、再発防止策をとっていれば今回の障害で起きた5000件超の取り込みのうち9割は防げたと推定する。

また、2月28日の障害では最初の問題発生から25分後の午前10時15分には関連部署に一斉メールが送られたが、「行外に軽微かつ限定的な影響を及ぼす障害」のレベルと判定された。このため情報共有の範囲が狭まり、藤原弘治頭取は午後1時半にネットニュースで事態を把握。本部が顧客対応のために営業店に出勤を指示したのは午後2時25分、具体的な対応策を明確に指示したのは午後5時半と後手に回った。

問題の本質は株主すら懸念を訴えたシステムの脆弱(ぜいじゃく)性から目を背け、課題解決を先送りし続けた組織体質にある。維持管理費がかさむATMは銀行にとって〝金食い虫〟で、利便性向上へ積極的に動く動機は薄かった。手数料収入が見込める富裕層向けサービスなどを優先し、「顔のみえない」一般の顧客を軽視してこなかったか。再発防止には、過去の経営姿勢に対する真摯(しんし)な反省が不可欠だ。

(高久清史)

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