河井克行被告、8カ月半ぶり保釈へ 東京高裁、検察側の抗告棄却(産経新聞)

出典元:産経新聞

令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、東京地裁は3日、公選法違反の罪で公判中の元法相で衆院議員、河井克行被告(57)の保釈を認める決定をした。保釈保証金は5千万円で、即日納付された。東京地検は決定を不服として東京高裁に抗告したが、棄却された。克行被告は昨年6月18日の逮捕から約8カ月半ぶりに保釈される見通し。

【写真】河井前法相がLINEで指示していた画面

 克行被告は公判で無罪を主張していたが、現金を受領したとされる地元議員や後援会関係者ら100人の証人尋問や供述調書の朗読が終了。弁護側は2月24日、証拠隠滅の恐れはなくなったなどとして5回目の保釈請求をしていた。今月23日からは被告人質問が行われる予定で、地裁の決定では、弁護側との打ち合わせの機会を十分に確保する必要があることも考慮されたとみられる。

 克行被告は、妻の案里前参院議員(47)=有罪確定=の票の取りまとめを依頼する趣旨で、地元議員らに現金を配ったとして、案里前議員とともに昨年6月に逮捕された。議員ら100人に現金計約2900万円を配ったとして起訴された後も、東京拘置所で勾留が続いていた。

 夫妻は当初、同時に審理されていたが、克行被告が昨年9月に弁護人全員を解任したことで公判が分離。案里前議員は地元議員らの証人尋問が終了した後の昨年10月27日に保釈された。東京地裁は今年1月、広島県議4人の買収で克行被告と共謀したとして、案里前議員に執行猶予付き有罪判決を言い渡し確定。当選が無効となった。

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