死より怖ろしい…パンデミックの「危険な現実」をどう捉えるか(現代ビジネス)

出典元:現代ビジネス

パンデミック映画に、一方では『アウトブレイク』(1995年)や『コンテイジョン』(2011年)があり、新型コロナウイルス感染症の危機をへて、これらの映画の中に現在の我々を予言するかのような描写があったことが話題となっている。

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 『アウトブレイク』ではパンデミックを前にしたダスティン・ホフマン演じる軍人とCDCの奮闘ぶりが描かれ、また『コンテイジョン』ではマット・デイモンがパンデミック下を生きる一般人の戸惑いと行動を演じて、今回のパンデミックを考える上での貴重な思考実験を提供してくれている。

 しかし他方でまた私たちは、パンデミックがもつ、想像を超えた不可思議で危険な現実にも直面している。

 その思考を越える現実を理解しようとするとき、もう一つのパンデミック映画というべきある作品群の読み解きが必要だと思われる。

 いわゆるゾンビ映画である。

 「ゾンビ」は本来、パンデミックとは関係がない。しかしその多くが、ウイルス感染により死体が動き出し、ゾンビ化するという約束事を組み込んでいる。

 だが、なぜゾンビとウイルスが結びつくのか。パンデミックという事態とゾンビにはいかなる関係があるのだろうか。

 その構造を考えると、そこには今回のパンデミックの行方を見通す上での重要な視角が垣間見えるようである。何かの深層心理のようなものを、ゾンビ映画といわれるものの構造の中に読み取ってみようというのがこの小論の目的である。

 なお本論の目的はゾンビ映画の解説ではない。その背景にあるものからポスト・コロナ社会を見通していくヒントをえることにある。その考察のヒントになる限りで、関連すると思われるいくつかの映画作品に触れていくことにしたい。

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