出典元:tvkニュース(テレビ神奈川)
逗子市が重症者の救急受け入れをする総合病院の誘致を断念したとして、桐ケ谷覚市長が市民説明会を行いました。
総合病院は医療法人「葵会」と覚書を結び、逗子市が2022年度中の開設を目指していましたが、ベッド数の問題で経営の見通しが立たないと両者で判断したということです。
ベッド数は、医師会などの会議により、地域の余剰に応じて県が決定します。
市が公募した構想では200床以上でしたが、会議では、利用が少ない病院のベッドを稼働すればむしろ余っているとされ、109床しか割り当てられなかったということです。
誘致の計画はこれが4度目ですが、いずれも頓挫しています。
桐ケ谷市長は「計画を放棄する気はない。 今後しっかり検討していきたい」と説明しました。
桐ケ谷市長
「医師会との会話の欠如が大きな原因じゃないかという気がします。 会話を通じて逗子に必要な形態の病院はどういうものなのか、この結論を早くに導き出したい」
参加した市民からは「救急でも30分かけないと市外の総合病院に行けない」「小児科や産婦人科も少なく不安がある」といった意見が出ていました。