出典元:エキサイトニュース
先日、国民的ヒット漫画「鬼滅の刃」(作者:吾峠呼世晴)が週刊少年ジャンプにて完結。7月3日には単行本21巻が発売された。
「鬼滅の刃」はその名の通り、鬼狩りが人を喰らう「鬼」を滅ぼすまでを描いた冒険譚だが、主人公・竈門炭治郎および鬼殺隊の宿敵である鬼たちには鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん/以下、無惨)という名の絶対的な支配者がいる。
この無惨の冷酷無比な性格や、部下の鬼すら簡単に切り捨ててしまう冷徹さは読者の間でも度々話題になってきた。そんな無惨の人格をよく表したエピソードが、部下の鬼たちをまとめて叱責する通称「パワハラ会議」のシーンである。
折しも、日本では6月から大企業向けに「パワハラ防止法」の雇用管理上必要な措置を講じる義務が施行された。今回は現実世界でも議論されつつある「パワハラ」について、自身もマンガ好きという村田浩一弁護士に「『鬼滅の刃』のパワハラ会議は、どう対応するのが法律的に正解なのか」という観点でインタビューを実施。パワハラ防止法の解説も交え、前後編にわたってお届けする。