【虎のソナタ】3日間中止の最高のうっぷん晴らし!伝統の一戦、やっぱり声援ほしい(サンケイスポーツ)

出典元:サンケイスポーツ

「3カ月」と「3日」。どっちが長いかといえば、3カ月に決まっている。コロナ禍で開幕が約3カ月遅れた。3月20日が6月19日に。待ち続けた時間の長かったことといったら。

 でも、勝手なものだ。あの我慢の日々をもう忘れたのか。阪神戦が3日続けて雨天中止になって、「これ以上、中止になったら、もう耐えられない」なんて不満の声が世間で飛び交っている。3カ月、忍ぶ日々を送れたのに、わずか3日で爆発寸戦とは。

 でも、うっぷん晴らしには最高の試合だった。ボーアの特大弾。必勝リレー。伝統の一戦はこうでなくっちゃ。今季初G倒だ。

 お待たせです。甲子園にもプロ野球が戻ってきた。スタンドは無観客でも国歌演奏…。本拠地開幕セレモニーはしっかり行われ、一塁側スタンドの特設ステージで新生タイガースガールズがパフォーマンスをお披露目。

 「みなさん、おキレイで、楽しませてもらいました」

 24歳トラ番・織原祥平の“らしい”感想だ。

 「阪神-巨人は特別だって聞いてました。お客さんが入ったTG戦はすごいと先輩から教えられてきたので、きょうは無観客で残念ですが、次の戦いが楽しみです」

 これは、織原より1年先輩のトラ番・原田遼太郎の思い。数々の名場面が繰り広げられてきた伝統の一戦。若きトラ番たちは、これから歴史の1ページを“目撃”していってもらえれば。

 今から22年前の本日7月10日。阪神のエース藪恵壱は巨人の主砲・清原和博にぶつける。

 前年、西武からFA宣言して巨人にやってきた清原は、そのシーズンで藪から3死球を食らう。指を3本立てて、「仏の顔も3度までや。次当てたら、顔、いがめたる」と宣言。一方、藪は「あれは『俺の年俸3億円』というポーズでしょ」と涼しい顔。遺恨対決をマスコミも煽った。そんな経緯で、またも当ててしまったのだ。

 試合後の清原。

 「あのボケだけはもう許さへん。こっちは命張ってるんや。次は必殺技を考える」

 これを伝え聞いた藪はまたまた“反撃”。

 「清原さんの技術があれば避けられるでしょ」

 あの頃、阪神はとびっきり弱かった。けれど、こと巨人戦に関しては、藪が登板する日は、楽しくって仕方がなかった。

 ちなみに、藪がこの4つ目の死球を与えた次の巨人戦登板は、同じ月の31日。巨人の助っ人・ガルベスが審判にボールを投げつけた、あの大事件が起きた日だ。

 さらに、その翌々日の8月2日は、死球の応酬の末に、巨人・武上コーチが阪神・矢野捕手(現監督)を突き飛ばし、阪神・大熊コーチがマウンド上の巨人・槙原に飛び蹴り。死球がいいとは言わないし、乱闘を推奨もしないけれど、あの緊迫感あふれる伝統の一戦は、脳裏から消えることはない。

 お客さんが一緒になって騒ぐから、さらにヒートアップ。やっぱり声援は必要アイテム。原田記者も待ち望む、そのお客さんが、きょうから甲子園にやってくる。盛り上がることだろう。

 運動部長・大澤謙一郎は本日午後9時からラジオ大阪「週末ワイド ラジオ産経」に、またまた出演。紙面だけでなく、電波を通じても虎に熱烈エールを送る。

 「ファンが球場に入れる初日ですからね。喜んでもらえる話題を提供したいなと思ってます」

 きょうからまた、新たな歴史がスタート-。

【広告】

最大55,000円も

お得!





コメントは受け付けていません。