阪神・矢野監督、オンライン取材に乱入 島田よスタメン狙え(サンケイスポーツ)

まさかの公開指令-。阪神・矢野燿大監督(51)が21日、甲子園での練習後、島田海吏外野手(24)のオンライン取材に“乱入”した。今季アピールする部分について「代走から…」と話した島田に対して「途中からなん? スタメンはええの?」と修正を求めるなどゲキを飛ばした。

 いきなりの登場に驚く報道陣。しかし、一番びっくりしたのは島田だったはずだ。矢野監督が島田のオンライン取材に笑みを浮かべながら“乱入”。少し戸惑う今季3年目の快足外野手に「何をアピールすんの?」と“取材”が始まった。

 島田「一番は走塁ですね。代走からしっかり盗塁を…」

 矢野監督「代走から? 途中からなん?」

 島田「現状を見たときに一番は代走だったり、守備からの出場が考えられると思うので」

 矢野監督「そうなん? スタメンはええの?」

 島田「いや、一番はスタメンで出ることなんですけど」

 1軍定着を狙う島田の目標を強引に修正させて“スタメン指令”を出した。

 虎の外野陣は福留、糸井、近本、サンズら層がかなり厚い。昨季は7試合の出場に終わった島田にとってはいきなりスタメンを奪うのは簡単ではない。だが、強い気持ちがなければ1軍という舞台では活躍できない。「スタメンを取る」という気持ちでプレーすれば競争も激しくなり、チームとしてもよりレベルアップできる。だからこそ、指揮官は高い目標を求めた。

 矢野監督がハッパをかけるのも、島田の家族が熱心に応援しているのを知っているからだ。

 矢野監督「(祖父母が)いつも楽しみにしてるやん」

 島田「そうですね。おじいちゃん、おばあちゃんのために」

 矢野監督「筑後にいつも来てくれてたやんな。元気な姿見せたれよ」

 島田「見せるために頑張ります」

 熊本出身の島田。ソフトバンクの2軍本拠地であるタマホーム筑後で試合があるときには、祖父母が駆けつけていたことを、島田がルーキーのときに2軍監督だった矢野監督は知っていた。

 島田が3月22日のヤクルトとの練習試合(神宮)で本塁打を放った際には「バッティングはずっと良くなっている。こうやって結果を出すと使いたくもなる」と評価していた。昨季ウエスタンでチーム2位の18盗塁をマークした足と守備力は1軍は通用する。あとは課題の打力が向上すれば、スタメンも夢ではないことは指揮官も感じている。

 最短で目指している6月19日の開幕まで1カ月を切った。矢野監督がチームの底上げを図っていく。(菊地峻太朗)

 ★万全の状態!「早く実戦に」

 島田はオープン戦期間中に減った体重が75キロほどに戻り、万全の状態。「早く実戦に入っていきたい」とうなずいた。開幕1軍、定位置奪取に向けて「結果をどんどん残していかないといけない立場だと思う。盗塁の成功率だったり、意地でもヒットを打ちにいったりとか、そういう姿勢をしっかり見せていきたい。『俺がやるんだ』という気持ちを強く持ってやっているところ」と力を込めた。

 島田 海吏(しまだ・かいり) 1996(平成8)年2月6日生まれ、24歳。熊本県宇土市出身。中学時代は宇土鶴城中軟式野球部に所属しながら陸上の大会にも出場。3年時には100メートルで全国大会に出場し、準決勝で桐生祥秀(日本生命)に先着。九州学院高では2年春に選抜出場。上武大では中堅手で3年春に首位打者。2018年D4位で阪神に入団。176センチ、68キロ。右投げ左打ち。年俸800万円。背番号「53」

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