関脇以上全滅 白鵬が高安が貴景勝が…栃ノ心に御嶽海まで/九州場所(サンケイスポーツ)

大相撲九州場所2日目(11日、福岡国際センター、観衆=6661)出場した関脇以上が総崩れの大波乱となった。一人横綱となった白鵬(34)は平幕大栄翔(26)に押し出されて初黒星を喫した。大栄翔は2つ目の金星獲得。大関陣は貴景勝(23)が新小結朝乃山(25)に屈し、かど番の高安(29)は小結阿炎(25)に押し出されて、ともに1勝1敗。成績次第で大関昇進の可能性がある関脇御嶽海(26)は小結北勝富士(27)に敗れた。

 横綱が平幕力士に力なく押し出される。白鵬に土がつく番狂わせに興じる座布団は舞わない。九州場所のます席の座布団は相互につながれ、投げ込みができないよう工夫されているが、それがまたもの悲しさを誘った。

 横綱鶴竜の休場に続き、この日、大関豪栄道も左足首を負傷して途中休場。加えて一人横綱となった白鵬、高安、貴景勝の2大関、成績次第では大関昇進の可能性がある御嶽海、栃ノ心の両関脇まで敗れる上位陣総崩れ。幕内後半戦の土俵下で審判長を務めた錦戸審判部副部長(元関脇水戸泉)は「お客さんも盛り上がっていなかったようだ。最後(結びの一番)と弓取り式は盛り上がったけど…」と嘆息した。

 審判長が肌で感じた実感に、嘘はない。「ふだんだったら(上位が負けると)『あ~あ』みたいな感じがあるけど、波乱という感じがなくて『こんなものか』って。相撲が全体的に淡泊だ」。

 出場した関脇以上の力士がそろって黒星となるのは5月の夏場所11日目以来。だが、このときは1場所15日制が定着した昭和24年以降で初めての失態だった。それが、ごく短い間隔で再び起こってしまった。

 負の連鎖に飲み込まれ、引き技で墓穴を掘り23個目の金星を配給した白鵬は「(相手が)落ちたと思った。決まったと一瞬思った。もったいない」と敗因を口にした。巡業などでも稽古量が豊富で、着実に番付を上げてきた26歳の大栄翔らの世代の波に「(横綱に)引かせるというのが、物語っているというか」。

 かど番の高安、貴景勝は無言を通し、現行規定で今場所10勝すれば大関復帰となる栃ノ心は連敗となり「どうなっているのか自分でもわからない」。相撲界の根幹をなす番付が泣いている。

【広告】

気になる高めの血圧に

理研ビタミン 



理研ビタミンが発見した、

わかめ由来の機能性関与成分が

高めの血圧に働きかけます

コメントは受け付けていません。