【坂田正彰の目】FWもバックスも助け合いながら勝利目指した(スポーツ報知)

出典元:勝利し記念撮影をするフォワード陣(カメラ・中島 傑)

◆ラグビーW杯 ▽1次リーグA組 日本28―21スコットランド(13日・横浜国際総合競技場)

 日本は最後まで戦い続けた。前半、得点を重ねて日本のペースになりかけたが「2トライ2ゴール取られても大丈夫」という考えは頭になかったはず。それは最後まで点を取りにいったことにも表れている。

 オフロードパスがうまくつながったように、他の選手がしっかりとサポートしていた。稲垣のトライの場面は狙ってつないだわけではなく、相手のDFが攻めてきたから。イチかバチかで、カットされる恐れもあるのに、その場で状況判断して出した。それができたことが、やってきたことの成果の表れだ。前半は正直、セットプレー、ラインアウトとも精度が良くなかった。具が抜けた後のスクラムはどうかなと思ったけど、FWもバックスも助け合いながら勝利を目指した。勝利は残りのメンバーも含めた「ONE TEAM」でつかんだものだ。

 試合が開催されたことも大きかった。台風の影響で試合ができないところもあったし、釜石では2試合のうちの1試合が中止に。無観客試合になる可能性があったかもしれない。そういう状況で、ファンの前でゲームができた。途中、プレッシャーをかけられて心が折れそうになったこともあるだろう。そのたびに選手は勇気をもらった。彼らは勝利で日本に勇気を与えてくれた。

 南アフリカ対策はこれからでいい。まずはこの日の成果と反省をし、体を休めてもらいたい。そして、もう一度“ドラマ”を見せてほしい。(元日本代表フッカー)

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