気管チューブ外れ入所者死亡 山梨の医療福祉センター(産経新聞)

山梨県は7日、重症心身障害児者など66人が入所する「あけぼの医療福祉センター」(韮崎市旭町上條南割)で、気道確保のため挿入したチューブ(気管カニューレ)が外れ、入所者1人が死亡したと発表した。今後、外部の専門医などを含む調査委員会で原因を調べる。

 県障害福祉課によると、6日午前3時55分ごろ、巡回中の看護師が入所者のチューブが外れ、心肺停止状態だったのを見つけた。同センターは入所者を集中治療室に移し、心肺は一時回復したが、同夜、呼吸不全で死亡が確認された。

 県は「家族の意向」として、入所者の年齢や性別などを公表していない。

 同課によると、入所者は長時間の自発呼吸が難しく、平成17年から切開した気管内へのチューブの挿入を続けていた。

 6日は午前2時の巡回まで異常はなかったという。深夜の定期巡回は2時間おきに行う規定だという。

 入所者は昨年1、2月にもチューブが外れ、同センターは同9月に気管切開と挿管の再手術をしたとしている。

 後藤斎知事は7日、「ご冥福を心よりお祈りします。このようなことが発生したことは誠に遺憾で、県民にご心配をおかけし、深くおわびします。原因究明と再発防止に努めます」とコメントした。

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