大口病院事件、患者8人への罪で一括起訴(産経新聞)

横浜市の大口病院(現・横浜はじめ病院)で平成28年9月に起きた入院患者の連続点滴中毒死事件で、入院患者の男女3人を殺害したとして、殺人容疑で逮捕された元看護師の久保木愛弓(あゆみ)容疑者(31)について、横浜地検は7日、患者3人の殺人と、5人分の点滴液に消毒液を混入した殺人予備の罪で起訴した。一方、男性患者1人の殺人と1人分の点滴液についての殺人予備については不起訴処分とした。

 神奈川県警は今年7~8月、点滴液に消毒液を混入させて殺害したとして、28年9月18日に死亡した西川惣蔵(そうぞう)さん=当時(88)=に対する殺人容疑で久保木被告を逮捕。同20日に死亡の八巻信雄さん=同(88)=と同16日に死亡の興津(おきつ)朝江さん=同(78)=への殺人容疑で2度再逮捕した。また、11月には中島秋人さん=同(89)=に対する殺人容疑と、6人分の点滴液に消毒液を混入したとする殺人予備容疑で追送検していた。

 捜査関係者によると、久保木被告はいずれの罪に対しても関与を認めている一方、中島さんへの殺人は「別の人を狙ったものが使われた」との趣旨の供述をしているという。横浜地検が実施した刑事責任能力の有無などを調べる鑑定留置では、責任能力に問題なしと判断された。

 起訴状によると、久保木被告は28年9月15~20日の間、入院患者3人の点滴液に消毒液を混入し、別の看護師に点滴を投与させて殺害したなどとしている。

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