埼玉・桶川の1歳児衰弱死、懲役8年求刑(産経新聞)

埼玉県桶川市で昨年10月、当時1歳だった三男を衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた父親の山辺拳士郎被告(25)と母親の仁美被告(25)の裁判員裁判の論告求刑公判が7日、さいたま地裁(田尻克已裁判長)で開かれ、検察側は両被告にそれぞれ懲役8年を求刑した。判決は14日に言い渡される。

 検察側は論告で、少量のミルクしか与えず、生命が危ない状態と知りながら放置したと指摘。その上で、「じわじわと衰弱させて苦痛や絶望が長く続いた悲惨で悪質な犯行。親としての責任を放棄し、極めて自己中心的」と断じた。

 拳士郎被告の弁護士は「発達障害に起因する親としての能力的問題が影響している」と主張。仁美被告の弁護人は「対人恐怖症でゲームしか逃げ道がなかった」と述べ、いずれも懲役5年が相当と主張した。

 両被告とも初公判で起訴内容を認めている。起訴状によると、両被告は昨年9月ごろには三男、晴(はると)ちゃんがやせ細っていたのを認識しながら、十分な食事を与えたり、医療措置を受けさせたりせずに放置し、翌10月9日に低栄養状態で死亡させたとしている。

 発見時の晴ちゃんは標準体重の半分以下の約3・8キロ、身長は平均より約15センチ低い約60センチだった。

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