奈良の当麻寺中之坊に天井絵奉納 地元の洋画家(産経新聞)

「絵天井」で知られる当麻寺中之坊(奈良県葛城市)の写仏道場で15日、地元の洋画家、弓手研平(ゆんでけんぺい)さん(48)が描いた天井絵「蓮上弥勒佛(はすうえみろくぶつ)四天王像」の奉納奉告法会が営まれた。

 中之坊には、多くの画家が修練を積むために訪れ、昭和初期から写仏道場の絵天井に天井絵を次々と奉納。前田青邨や絹谷幸二ら多くの画家が作品を奉納しており、現在では150枚以上になっている。

 葛城市にアトリエがある弓手さんは、同寺などを会場にしたアートイベントなどで寺と関わりがあり、今回作品を奉納することになった。

 奉納した作品「蓮上弥勒佛四天王像」は、同寺金堂の本尊・弥勒仏坐像(国宝)を題材に、アクリル絵の具に砂などを練り込み、油絵の具で仕上げた作品。弓手さんは「写仏道場に絵天井があることを高校生のころに知り、自分がこういう形になったのはありがたいご縁」と話している。

 中之坊の松村實昭院主は「当麻寺の根本である弥勒仏を表現していただき、非常にありがたい」と話していた。

 写仏道場は30日まで特別公開されている。問い合わせは当麻寺中之坊(0745・48・2001)。

コメントは受け付けていません。