池袋駅周辺で帰宅困難者対策訓練(産経新聞)

出典元:帰宅困難者役の参加者(左側)に水などを手渡す学生ら=15日、豊島区立南池袋公園(松崎翼撮影)

東京湾北部を震源とする大規模地震の発生を想定した帰宅困難者対策訓練が15日、豊島区のJR池袋駅周辺で行われ、区職員や学生、外国人らを含む約1千人が、一時滞在施設への誘導や無線通信による情報伝達などに取り組んだ。

 訓練は、マグニチュード7・3、最大震度6強の地震が発生したという想定。1千人のうち約600人が帰宅困難者の役、約400人が非常食の配布や帰宅困難者の誘導に当たった。

 午前10時、JR池袋駅構内で「お客さまは係員の指示に従い、冷静に行動してください」というアナウンスが流れ、警察官や区の職員らが参加者を誘導。南池袋の区立南池袋公園では、専門学校生がクラッカーや水などの非常食を配った。

 この後、参加者は一時滞在施設に指定された近くのホテルや学校へ歩いて向かった。埼玉県の会社員、渡辺駿介さん(24)は「帰宅困難になったときの非常食を受け取る流れや、どうやって情報を得ればよいかが分かったので良かった」と話した。

 今回の訓練では埼玉県と連携し、腕や足に障害をもつ人や妊婦など「要配慮者」の帰宅支援のため、路線バスで参加者を運ぶ訓練も実施した。 

 区によると、首都直下型地震が発生した場合、池袋駅周辺では推計5万5千人の帰宅困難者が発生するとされている。

コメントは受け付けていません。