表千家の家元襲名披露晩餐会に約1千人「間断なく代を継げ、ありがたい」(産経新聞)

出典元:来賓とともに鏡開きを行う猶有斎氏(右から3人目)=京都市東山区

茶道三千家の一つ、表千家(京都市上京区)の猶有斎(ゆうゆうさい)千宗左家元(48)の家元襲名の祝賀茶会が8日までの3日間、京都市北区の大徳寺塔頭(たっちゅう)や表千家北山会館(同区)などで開かれ、約4千人が参加した。6日夜には襲名披露と而妙斎(じみょうさい)千宗旦前家元(80)の改名披露の晩餐(ばんさん)会が同市東山区のウェスティン都ホテル京都で開かれ、交流のある政財界人や文化人など約1千人の招待客が祝意を表した。

 15代猶有斎氏は千利休居士の命日の2月28日、14代而妙斎氏から家元を継承した。家元の継承は昭和55年以来38年ぶり。同時に而妙斎氏は隠居名の宗旦に改名した。

 晩餐会は観世流能楽師片山九郎右衛門さん親子による祝舞で始まり、来賓の西脇隆俊知事らが登壇。門川大作京都市長は「茶道は京都が世界に誇る偉大な精神文化。表千家の弥栄(いやさか)をご祈念したい」とあいさつした。

 また、裏千家の千宗室家元は祖父、14代淡々斎氏の「人のご縁が一番」という言葉を紹介しながら「今から紡ぐご縁が後に続く若い人たちの励みになることを期待する」と祝辞を述べた。

 千宗左家元は「父が健在の中、清流間断なく代を継ぐことができてありがたい。千家茶道の継承という大きな命題をしょって日々家元としての務めを果たしたい」と決意を述べた。

 その後、祇園甲部の芸妓衆が慶事で披露される伝統芸「手打ち」で花を添え、来賓などによる鏡開きも行われた。

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