大阪・中1殺害公判「熱中症の可能性なし」 専門医が証言(産経新聞)

平成27年8月に大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美さん=当時(13)=と同級生の星野凌斗(りょうと)さん=同(12)=が殺害された事件で、2人への殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判の第4回公判が7日、大阪地裁で開かれた。熱中症の専門家への証人尋問があり、専門家は星野さんについて、熱中症で死亡した可能性を否定した。

 弁護側は、星野さんは熱中症など「体調不良で死亡した」と主張。これに対し、出廷した帝京大の三宅康史教授(救急医学)は熱中症に関するデータや事件当日の府内の気温がそれほど高くなかったことを挙げた上で、星野さんは健康で、夏休み中も屋外で部活動をしていたと指摘。山田被告が星野さんらを乗せた車もエアコンが正常に作動する状況だった点などを踏まえ、「熱中症の危険性はほぼなく、命に関わるほどの熱中症に罹患(りかん)した可能性はない」と述べた。

 起訴状によると、山田被告は府内かその周辺で、27年8月13日午後7時ごろから同11時10分ごろまでの間、平田さんの首を手などで圧迫し、顔に粘着テープを何重にも巻き付けるなどして窒息させて殺害。同日ごろ、星野さんの首を何らかの方法で圧迫し、窒息死させたとしている。

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