都、「こどもの城」購入に609億円計上 生涯学習の拠点に改修(産経新聞)

出典元:3年前に閉館したこどもの城=東京・渋谷

都は7日、平成31年度予算編成に向けた各局の要求額を明らかにした。このうち財務局は、3年前に閉館した国立児童館「こどもの城」(渋谷区)の建物と土地を国から買い取るため、来年度予算案に約609億円を計上する方針を固めた。2020年東京五輪・パラリンピックで大会関係者の活動拠点として活用できるよう整備した後、生涯学習などに使える「都民の城」として本格改修する。

 小池百合子知事は今年9月の都議会定例会で「可能性を有した土地で、取り壊すのはもったいない。誰もが利用できる、『都民の城』と呼べる複合拠点にしたい」と述べ、「こどもの城」の買い取りと再整備を表明した。

 再整備では、子供が集まり遊べる施設や中高齢者の生涯学習、起業家の創業拠点など、学習や人材育成を目的とした複合型の公共施設を計画。約609億円のうち、土地・建物の取得費が603億円、来年度の改修費に5億円、維持管理費に1億円を盛り込んだ。

 「こどもの城」は全国で唯一の国立児童館として国が整備し、昭和60年に開館。老朽化のため平成27年に閉館した。跡地をめぐり、都は舛添要一前知事時代の28年度に都立広尾病院の移転・再整備先にする方針を固め、購入費用として370億円を予算に計上したが、小池氏が白紙撤回。同病院は現在地で建て替えることになり、跡地の利用法を検討していた。

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