接待認めるも「職務曲げていない」 文科省汚職、JAXA元理事の初公判(産経新聞)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務をめぐり、計約150万円相当の飲食接待などを受けたとして、収賄罪に問われた文部科学省の前国際統括官、川端和明被告(57)=起訴休職中=の初公判が11日、東京地裁(西野吾一裁判長)で開かれた。川端被告は接待を受けたことを認める一方、「飲食の提供を受けて職務を曲げた事実は一切ない」と述べ業務での見返りを否定した。

 起訴状によると、川端被告は出向先のJAXA理事を務めた平成27年8月~29年3月、東京医科大で開かれた式典に宇宙飛行士の派遣を支援したことなどの謝礼として、コンサルタント会社元役員、谷口浩司被告(47)=贈賄罪などで起訴=から飲食店や高級クラブで計21回にわたる接待を受け、タクシーチケットの提供も受けたとされる。

 検察側は冒頭陳述で、文化庁文化部長だった25年10月ごろに谷口被告と出会って以降、接待を受けていたと指摘。谷口被告に「遊びに行くでしょう?」とのメッセージを送ってクラブなどでの接待を要求し、宇宙飛行士の派遣では申請書の有利な記載方法を医大側に助言したとした。弁護側は「接待は理事の職務と関係なく、宇宙飛行士の派遣では一般的な助言をしたに過ぎない」と述べた。

 文科省をめぐっては、東京医科大に便宜を図る依頼を受け、見返りに息子を合格させてもらったとして、受託収賄罪で前科学技術・学術政策局長の佐野太(ふとし)被告(59)も起訴されている。

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