酒の蔵探訪 映画「峠 最後のサムライ」ゆかりの酒蔵 新潟県長岡市の柏露酒造(産経新聞)

出典元:産経新聞

長岡藩の家老、河井継之助を描いた映画「峠 最後のサムライ」が17日、全国公開された。その長岡藩と縁が深い酒蔵が、新潟県長岡市の柏露(はくろ)酒造だ。

その歴史は270年ほど前まで遡(さかのぼ)る。江戸時代の宝暦元(1751)年、長岡藩の御用商人だった山崎家が酒造業に参入したのが始まりだ。明治15(1882)年には長岡藩藩主だった牧野家の酒蔵を譲り受け、この酒蔵が醸していた日本酒「柏露」を今日まで継承している。ボトルのラベルには今も、カシワの葉を3つ合わせた牧野家の家紋「三つ柏」が描かれている。

映画の公開を記念し、9月末までキャンペーンを実施中だ。柏露酒造のオンラインショップで創業270周年記念の日本酒を購入すると、牧野家の家紋が入った木升をプレゼント。商品と一緒に送付されるチケットを長岡市や新潟市などの対象映画館で提示すると、特典が受けられる。

酒蔵と隣接する事務所には「今よりもっとうまい酒、愛される酒を」と墨で書かれた色紙が飾られている。これは柏露酒造の永遠のテーマだ。今年よりもっとおいしい酒を来年造り、来年よりさらにおいしい酒を再来年造る。料理を引き立てる究極の酒を一段ずつ階段を上っていくように追い求めていく。

その酒造りでもっとも大事な作業とされるのは麹づくりだ。麹菌を蒸したコメにふりかけて繁殖させる作業で、この麹菌がコメのでんぷんを糖に変え、その糖を酵母で発酵させて日本酒を造る。麹がよくないと、おいしい酒は造れないといわれる。柏露酒造では麹づくりを機械化せず、今も手作業で行っている。

蔵長の白原光明さん(64)は「酒は機械ではなく、人が造るもの。麹づくりも、人が目で見て、香りをかぎ、触ってみる。そうした細かな作業が必要」と説明する。

主原料のコメは、主に新潟県産の酒造好適米である「五百万石」や「越淡麗(こしたんれい)」を契約農家から購入して使用している。

酒質を左右する水は、信濃川の伏流水(河川の地下を流れる水)や、長岡市蓬平(よもぎひら)地区の山の水などを使用。いずれもミネラル含有量が少ない軟水で、軟水を使うことによって上品な淡麗辛口の酒ができる。

代表銘柄は、のど越しがよく飲みやすい「柏露」とコメ、水、酵母の全てを新潟県産にこだわった「氵(さんずい)」の2種類。

こだわりを持って造られる酒は海外でも高く評価され、フランスで開催された日本酒コンクール「KuraMaster2022」に出品した「柏露」の無濾過(むろか)生貯蔵原酒は純米大吟醸部門で金賞に輝いた。

実は、大手牛丼チェーンの吉野家で提供されている冷酒「吉野家」は、柏露酒造が造っている。牛皿に合う日本酒として開発し、平成4年から提供されている。

「吉野家の冷酒を『家でも飲みたい』というお客さまからの要望に応えて商品化し、昨年2月から全国の小売店や通販サイトで販売している」と白原さん。

柏露酒造は伝統的な酒造りを守りながら、新たな取り組みにもチャレンジしている。(本田賢一)

【柏露酒造】 江戸時代の宝暦元(1751)年に創業。新潟県長岡市十日町小島1927。銘柄は「柏露」「氵(さんずい)」。電話0258・22・2234。酒蔵内に試飲直売所がある。現在は酒蔵見学を行っていない。

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