私の父は覚醒剤の密売人だった  「ヤクザの子」として生まれた女性の告白(現代ビジネス)

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出典元:現代ビジネス

「ヤクザの家庭で生きる子供のことなんて、社会は知らんぷりだよな。ヤクザの親によって、どんな虐待を受けているのか話題にさえ上らない。むしろ、ヤクザの子はヤクザの子だって蔑まれるだけだ」

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 これは暴力団構成員の家庭で売れ育った子供が、語った言葉である。

 現在の日本には、暴力団の構成員、準構成員合わせて25900人いるとされている(警視庁、2020年度)。

 暴力団は暴対法や暴排条例によって徹底的に締め付けられ、不動産取引や金融といった合法的なビジネスにかかわるどころか、銀行口座を開設することさえできない状態にある。

 そのため、近年はアングラ化が進み、大半の暴力団関係者が違法薬物の密売によってなんとか収入を得ている状態だ。昭和50年代には暴力団全体の総収入のうち半分が違法薬物とされていたが、現在はさらに割合が高まっているはずだ。

 私はルポルタージュ『ヤクザ・チルドレン』で、日本全国の暴力団の家庭で育った子供たちを取材してきた。子供たちの多くは、親が薬物を密売し、自らもそれに溺れ、人格や家庭が音を立てて崩壊していく様を目にしてきた。

 時に美談として語られる暴力団構成員たちの、実は地獄の亡者のような成れの果ての姿を、ヤクザ・チルドレンの体験を通して知ってもらいたい。

 千葉県に、赤塚未知(仮名)という女性がいる。実父が暴力団構成員であり、これまで彼女が産んだ7人の子供の父親全員が暴力団構成員だ。

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