出典元:現代ビジネス
2021年6月に厚生労働省が発表した人口動態統計によると、2020年の日本人の婚姻件数は52万5490件で婚姻率は推計4.3。これは前年の4.8(59万9007件)から減少の値で、2001年以降、多少の前後はあれ、緩やかな右下がりを続けている。つまり婚姻する人が少なくなっているのだ。
しかし婚活をしている人は多いはず。結婚したい人が結婚できる環境が重要だ。
【グラフ】プロポーズはしたい?されたい?2021年恋愛大規模調査の結果は
ナナさんは47歳のとき、娘に墓場まで持っていくつもりだった実の父親のことを伝え、そこから初めて婚活を決意した。現在は娘とNYに暮らし、婚活アプリで本気で結婚を考えている。その婚活のやりとりをリアルに伝えるNY婚活日記の13回は、「メールの文章」で惚れるという体験をした相手の男性とのやりとりの続きをお伝えする。
ユーモアと思いやりにも満ちている文章を書くその男性は、実際会ってみても非常に居心地の良い関係を築ける人だった。しかし、ナナさんがもっと深い関係になりたいと思った矢先、実は彼には大切に思っていた遠距離恋愛の彼女がいた。結婚願望のある彼は終わりにしようと思っていたが、彼女からNYに引っ越すことにしたと連絡があったというメールがあった。「君のことはとても好きで、絶対に傷つけたくないと思っている。どうしたらいいのかわからないんだ。どうしたら良いんだろう。許してほしい」とそこには書かれていたのだった。
それを知ったナナさんの行動は……。