小麦アレルギー、米の消費問題に「米粉50%食パン」投入で活路 食パン一筋「一本堂」(IFC)(夕刊フジ)

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出典元:夕刊フジ

【夕刊フジ×キイストン 飲食業新時代への挑戦】

焼きたて食パン専門店「一本堂」の運営・FC事業を手がけるIFC(東京都新宿区、谷舗=たにしき=治也社長)。2013年、大阪市で創業し、今では全国に約130店舗を数える。

年15~30店舗のペースで順調に店舗数を伸ばしてきたのは、8割がリピーターという商品の魅力が一つ。はちみつ・卵・イーストフードは使用せず、誰もが安心して口にできる厳選した食材を使用し、仕込み~焼き上げ~販売までを各店舗で一貫して行っている。

また、FCオーナーは、扱う商品のみでなく営業時間や定休日も自由に決められるので、独立後も生活のペースに合わせた経営が出来るのが魅力だ。

プレーン系、デザート系、低糖質や鉄分・カルシウム摂取にこだわった高機能食パンという3つのカテゴリーに、11月から米粉を50%使用した「一本堂米粉食パン」が新たに加わった。

一昨年より米粉に興味を持っていたという谷舗氏。偶然見たテレビ番組で、パンが主食のフランス人でも2~3割は小麦粉アレルギーがあると紹介されていたのがきっかけだった。

日本ではここ数年、米の消費量が減り、主食が逆転したとも言われるほどパンの消費量が増えている。しかし「パンを食べたい」人が確実に増えている一方で、アレルギーに配慮したグルテンフリー食品が注目されている時代だ。さらに、このまま米余り状態が続けば、生産者への打撃だけでなく国の備蓄問題にもつながると考え、「パンで米を消費する」発想に至った。

商品開発段階で、一番の難問は米粉の配合比率だった。なるべく多く米を使用したいが、一定以上のパーセンテージになるとふくらまないし、おいしくない。もちもちの食感とご飯の風味を保ち、かつ添加物を使用しないギリギリの線が米粉50%なのだという。

先述したが、FCオーナーは取り扱う商品を選ぶことができる。秋に開催したFC向け研修会で米粉食パンは好評で、半数以上の店舗が取り扱いを決定した。

スタート時は、北海道の「ななつぼし」を使用。この先、店舗がある都道府県のご当地米を使用する計画も進んでおり、100店舗前後での取り扱いを目標とし、各農協との交渉も進めている。将来的には、各県庁所在地にご当地ブランド米使用の食パンを扱う一本堂を構えたいという願望もあり、これからFC加盟される方には、「米粉食パン」ありきで勧めていくという。

スーパーで売られている100円代の食パンと、800円以上するいわゆる高級食パンの中間帯を狙った戦略で成功してきた一本堂。食パン一筋を貫きながら、米の消費問題に新たな活路を見いだした。まだ開発途中ではあるが、米粉100%の食パンが日常の食卓に並ぶ未来への挑戦を続けていく。(取材・福士由紀)

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