「かねながぁ?」山形の本格的な訛り、わかるかなぁわかんねぇだろうなあ【ダンカンの笑撃回顧録】(日刊ゲンダイDIGITAL)

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出典元:日刊ゲンダイDIGITAL

【ダンカンの笑撃回顧録】#103

「かねながぁ?」

 いや~、久しぶりに山形の米沢で本格的ストロングスタイルの訛りを耳にしたのだ。

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 冒頭の言葉は「金がない」でもなければ、「鐘(の音)が長い」でもなく、「食べないの?」が正解なのです。「食わねえ」が「かね」となり、「だか?」が「ながぁ?」と思われるのだ。

 どーしたらそーなるの??? って俺に尋ねられてもこっちが聞きたいくらいなのだ。これだけネット社会になっていても、しかも狭い日本なのに、いまだ地方の至る所に地元訛りが残っているのはどこかほほ笑ましく思えてしまうところもあったりしますけど……。

 訛りといえば、映画やドラマで何回か東北や九州などの訛りでのセリフを演じさせてもらったことがあります。そういう時には、撮影に入る前に覚える時間も考慮してあらかじめ方言指導の方が録音した訛ったセリフを渡してくれるのです。

 で、一応その訛りや独特のイントネーションで覚えていき、いざ本番!! となるのですが、時折監督さんの中にこだわりが強い人もいて「ダンカンさん『もうええんでねえか……げろして楽になれや~』のセリフ、もっと訛ってもらえないですかねえ?」「あ……はい、もっとってどんな感じで?」「え~例えば『もうええんでねぇっぺか……げろしてらくさなれっぺさ~』という具合に」「はあ……一応頑張ってみますけど……」。すると、それをそばで聞いていた方言指導の方が「ちょっと待ってくんろ! おんらんどこはそんな訛ってねえずら~」と訛りにおいてのプライド(?)を出してきたりすると、もう一瞬にして撮影現場は訛りの修羅場へと……作品を生かすために訛りをデフォルメしたい監督VSおらが土地を酷い訛りの田舎扱いしねーでくんろの方言指導がバチバチバチと火花を散らすのである……。

 おっ、山形の訛りで思い出したのだ。ネットもSNSもなかった時代のこと、山形出身の後輩漫才師が言うにはかつて、中学生の頃は週に1時間「標準語を学習する授業」があったそうなのだ。

 彼の説明によると、先生がおもむろにその日の課題の言葉、例えば「標準語を美しく話そう」の紙を黒板に張り、まず見本の標準語の発音を先生が声を張りあげ発する、それに続き生徒全員がまるで軍隊のように繰り返す。これをかなり長い時間やるらしいのだが、彼は中学生の頃から漫才師を目指していただけに東京のラジオなどを聴き、標準語のヒアリングだけにはたけていたが、その彼の耳に届いてくるのは先生「ひょうずんごをうづぐじくはなそう」、生徒一同「ひょうずんごをうづぐじくはなそう」、延々それがリピートされ、終了すると先生が「ちれいなひょうずんごのはずおんでした、もうみなさんでぇじょうぶですね」と締めくくるそうだったのですが、漫才師を目指していた彼にしてみると、週に1度の標準語授業は地獄の時間以外のなにものでもなかった……というお話だったっぺ!!  =つづく

(ダンカン/お笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家)

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