関学大QB奥野、苦難乗り越え甲子園ボウルV3 大黒柱の本領発揮 (産経新聞)

出典元:産経新聞

試合終了を告げる笛がなり、関学大のエースQB奥野は仲間と歓喜に沸いた。2018年の悪質反則問題を乗り越えての3連覇。大黒柱としての存在感を存分に発揮し、「最終学年で甲子園に来られて優勝し、学生日本一になれたことは素直にうれしい」と実感を込めた。

【写真】ミルズ杯を受け取った関学大の奥野

 「因縁対決」として注目が集まる中、「目の前のことに集中していこうと思っていた」と落ち着いたプレーでチームを牽引(けんいん)した。

 第1クオーター、RB三宅がキックオフリターンで一気に敵陣20ヤード地点まで走り込んでつくったチャンスをきっちり生かした。2分55秒に、奥野は残り9ヤードからエンドゾーン右隅に走りこんだWR梅津に浮かせたTDパスを通して鮮やかに先制。

 第4クオーターでもパスを勝負強く決めた。残り13分余りで7点差に詰め寄られた場面。自陣25ヤードからの攻撃シリーズで、奥野は続けてロングパスを成功。最後はWR糸川への24ヤードTDパスを決め、形勢を大きく自軍に傾けた。

 「あの試合以降、日大と試合ができなかったが、甲子園でお互い本気でぶつかり、いい試合ができた」

 18年5月の日大との定期戦。2年生だった奥野は無防備な状態で背後から強烈なタックルを受けて負傷した。社会問題化し、周囲に迷惑をかけたと感じた奥野は、思い悩んだ時期もあったという。

 だが、先輩や同級生、スタッフら多くの仲間、家族に支えられ「こうやってアメフトを続けられた」。もう一度「元気な姿で日大と試合をすることが恩返しになる」と自らを磨き続け、日本の大学アメフト界を代表するQBに力強く成長を遂げた。

 「あのときに僕を応援してくれた方への恩返しになったかな」と穏やかな笑みを浮かべた奥野。感謝の気持ちを語る表情は充実感にあふれていた。(上阪正人)

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