「チバニアン」間近で観察…施設、8年度完成目指す 地元の市原市(産経新聞)

出典元:産経新聞

地球史の一時代として新たに認められた「チバニアン(千葉時代)」を示す、千葉県市原市田淵の「地磁気逆転地層」(国の天然記念物)について、同市は保存・活用を図るための計画を策定した。令和8年度の完成を目指し、チバニアンについての理解を深めるガイダンス施設「チバニアンビジターセンター」を建て替え、地層を近くで安全に観察できるよう階段を設ける。チバニアンを後世に継承する取り組みを進める。(平田浩一)

 チバニアンは、養老川沿いの崖面に痕跡が見られる77万4千年前から12万9千年前の年代を指す地層で、河川区域を含む約2万8500平方メートル。氷河期と温暖な間氷期が繰り返され、大型哺乳類のマンモスが生息し、現生人類のホモ・サピエンスが出現した時代とされる。日本の研究チームの提案が今年1月、国際学会で承認され、命名が正式に決まった。

 昨年10月25日の記録的大雨では、養老川の一部が氾濫。増水で樹木は根元が水流で削られて根が露出し、巨大な転石が散乱した。また、法面の堆積土砂の一部が崩落した。地層自体には大きな被害はなかったものの、安全面から約1カ月半、立ち入り禁止となった。

 このほど策定された「養老川流域田淵の地磁気逆転地層整備基本計画」では、「大いなる自然と文化を学び、継承する●チバニアン●体感フィールド」をテーマに、隣接地を含む約3万8500平方メートルを整備する。県道のそばに広さ約1200平方メートルの見学者用駐車場を設け、現在の仮設駐車場(約1200平方メートル)は臨時駐車場として使用することを予定している。

 駐車場の隣には、展示室や多目的室、事務室などを備えた平屋建て(延べ床面積約985平方メートル)の新たなガイダンス施設を建てる。安全に見学ができるように傾斜が緩い見学ルートをつくり、休憩できる広場を設け、養老川沿いの崖には地層を間近で観察できるように階段を設置する。

 来年度に土木・建築・展示それぞれの設計を始め、完成は8年度の予定。完成後の年間目標利用者数を4万2千人に設定、総事業費は約15億円と見込んでいる。

 小出譲治市長は、「この貴重な場所を将来に残していくために、しっかりと整備したい」と話している。

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