ドラマ『共演NG』、企画・秋元康の「絶妙なあざとさ」が楽しすぎる…!(現代ビジネス)

出典元:現代ビジネス

テレビ東京系のドラマ『共演NG』が楽しい。

 「企画・原作」が秋元康のドラマである。

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 テレビ東京のドラマの次回を気にしながら見るというのは、新鮮な体験である。

 月曜10時のドラマだ。

 この枠は今年の中ごろまでは「経済ドラマ」が放送されていた。

 日本経済新聞を読んでる人に見てもらいたそうな仕上がりで、それは舞台がラーメン店だろうと、病院だろうと経済的視点から描かれていて、日本経済新聞好きにはたまらないのかもしれないが、日本経済新聞をあまり読まないタイプの人間には(私はそうです)、ドラマでお勉強しているような気分になって、ちょっと落ち着かないものだった。

 それがこの秋から、新しいドラマ枠となり、始まったのが『共演NG』である。

 たぶん「ふつうのドラマ」枠なのだとおもう。

 『共演NG』は“ドラマ制作現場”を舞台にしたドラマである。

 テレビ業界ものである。

 テレビ東京としてはなかなか珍しくポップなドラマをめざしているようだ。

 「テレビ東洋」というテレビ局が舞台になっている。

 テレビ東洋は略してテレ東。

 第一話で「ドラマのプロデューサー」が「部長(チーフプロデューサー)」にこんなふうに語りかけていた。

 「次にこけたら唯一のドラマ枠が営業に取られるというわけですか」

 答えて部長は「領地没収だ、テレビ東洋からドラマは消滅する……それもこのご時世、ドラマよりコスパのいい番組を求めている……こんな身の丈に合わない新社屋とか建てるから」という返事をしていて、なかなかスリリングである。

 テレビ東京も4年前に移転したから、これはテレビ東京のことを指しているようにおもうが、ただテレビ東京は新社屋を建ててはおらず大きな新しいビルの低層階を間借りしているだけである。だからこれは、いちおうテレビ東京のことではない。

 でも、テレビ東京の「21時から23時のドラマ枠」は確かにこの1本だけで(20時のドラマや深夜ドラマはある)、その領地を営業に取られそうだ、というのは、人気バラエティをいくつも生み出しているテレビ東京では、実際にありそうな話である。

 テレビ東京は深夜ドラマのほうがおもしろい、ということも『共演NG』でもふれていた。

 「テレ東のドラマっていえば、深夜はありっちゃありですけど、それ以外はちょっと」というセリフである。もちろんドラマ内だからテレビ東洋の、という意味で発せられているのだが、そのままテレビ東京の話に聞こえるのがこのドラマのあざといおもしろさである。

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