出典元:AP通信
ヨーク湾、東フォークランド島、11月16日(AP)― 南大西洋に浮かぶ英国領のフォークランド諸島で11月14日、1982年のフォークランド戦争当時に埋設された2万個に上る地雷の最後となる1個が、島民が見守る中で爆破され、38年間封鎖されていた東フォークランド島の海岸が開放された。
英国とアルゼンチンによる72日間におよぶ本格的武力衝突は、アルゼンチンが649人、英国が255人の犠牲を払って終結したが、英国領の島々には2万個の地雷が埋設された。
地雷除去作業は、2009年からジンバブエの専門家が、英民間会社の協力と、国連の「国際地雷対策プログラム」の資金援助を受けて始まり、予定より3年早く終了。
英国はこれにより、対人地雷禁止条約に従って、すべての爆発物を除去する義務を果たしたことになる。
(日本語翻訳・編集 アフロ)