元SKE48矢方美紀さん 25歳で乳がんに…「発信することで世界の見え方が変わった」(日刊ゲンダイDIGITAL)

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出典元:日刊ゲンダイDIGITAL

【愉快な“病人”たち】

 矢方美紀さん(タレント・声優 28歳)=乳がん

 ◇  ◇  ◇

「乳がんですね」

 そう告げられたのは2018年の年明けでした。年末にセルフチェックで左胸にしこりを感じて、乳がん検査を受けたときのことです。

 きっかけは2017年に亡くなった小林麻央さんの報道でした。闘病の様子を映したテレビ番組がとても心に響いて、そのときに乳がんのセルフチェック方法があると知って実践してみたのです。そうしたら、ビー玉のようなしこりがポコッと……。半信半疑で病院に行きました。

 乳がんと告げられたものの、「ステージ1だから全摘出じゃなくていいです」と言われ、私も初期に見つかってよかったと思い、「部分切除でいいんだな」と覚悟しました。

 その後、母親が調べてくれた病院に紹介状を書いてもらって、手術はそこで受けることにしました。しかし、改めて検査をするとリンパ節への転移が見つかり、しこりの大きさやMRI検査の結果を含めた総合的な判断で「ステージ2b」との診断が下りました。

 部分切除だと思っていたのに、「全摘を考えたほうがいいですね」と言われ、さらに「摘出手術後には病理検査次第で抗がん剤と放射線治療をすることになるかもしれない」というのです。

 先生のお話では、「20~30代の若年性乳がんでは、残しておくと中高年になって再び乳がんに罹患する可能性がある。もし罹患してしまうともう手術ができないから、今しっかり取り除いたほうがいいだろう」とのことでした。

 仕方なく全摘を決断すると、次は「乳房再建をどうするか」という話になります。乳房の同時再建術をすれば、片胸のない状態を見なくて済むメリットはありますが、もしその後に放射線治療を行うと、人工物にしろ自家組織で再建するにしろ、劣化や変形の可能性を伴うと言われました。

 放射線治療をするかしないかは、手術後に病理検査をしてみないとわかりません。幸い再建手術にも保険が利くようになったと聞きましたし、全摘後に再建した胸の写真をいくつか見せてもらったところとてもきれいだったので、「後からでもいいか」と思って同時再建は選択しませんでした。

 案の条、術後の治療は抗がん剤と放射線になり、加えてホルモン治療をすることになりました。10年間、薬を飲み続ける治療です。抗がん剤ではほとんどの毛が抜けました。体調不良の悩みも尽きませんでした。今も3カ月に1回の検診、年に1回のエコー検査や右胸のマンモグラフィー検査もしています。

■番組を通してたくさんの出会いが

 救われたのは、25歳で乳がんになった私を知って、「治療の日々を自撮りして発信しませんか?」と提案してくださったNHKのディレクターさんがとても親身になって考えてくれたこと。一緒に悩んでいろいろ調べてくれたのです。

 そのおかげで、世の中にはいろいろな活動をしている人がいることを知りました。

 たとえば「ふくりび」(全国福祉理美容師養成協会)さんは、介護・医療とファッション・美容をつなぐような社会貢献をしていて、私はそこで自分に合うウィッグに出合うことができました。

 20代の乳がん患者は乳がん患者全体の3%しかいないといわれていますけど、調べてみれば同い年でも乳がんの人は何人かいて、「自分のように困ったりつらい思いをしてほしくない」という思いから、自分が経験したことや工夫したことをネットで発信していたんです。

 最初は、自分ががんについて発信することに何の意味があるんだろう……と思っていましたが、番組を通してたくさんの出会いがあり、世界の見え方が変わりました。「私もセルフチェックをしました」「自分を大事にしようと思いました」「大切な人が周りにいると気付きました」といった反響をいただくと、発信する意味があったと思いますし、改めて発信できることの幸せを感じています。

 そういえば、こんなこともありました。放射線治療を受けている時、いつものように腕を頭の上に上げて台にあおむけになっていたら、技師さんが唐突に「乳がんダイアリーを見ました」と言ってくれたんです。病院の技師さんも番組を見てくれているんだと知って、すごくうれしかった。ただ、「このタイミングで言う?」って思いましたけどね(笑い)。

 今後は恋もしたいですし、結婚や出産もしたい。ただ、パートナーにどのタイミングでどう話すかということは悩みの種。体調の波も含めて理解してもらえるか、ホルモン治療中は妊娠できないし……などなど、いろいろ考えると現状は男性とお付き合いもできません。

 病気にならなかったら知らなかった世界や考えもしなかった事柄に、今、向かい合っています。

(聞き手=松永詠美子)

▽やかた・みき 1992年、大分県生まれ。名古屋を中心に活動するアイドルグループSKE48の元メンバー。2017年にSKE48を卒業後、18年に病気が発覚。治療の日々を2年にわたり“自撮り”して発信したNHKオンライン番組「#乳がんダイアリー」が注目される。現在は声優やラジオパーソナリティーとして活躍中。近著に原案を担当した漫画「27歳のニューガン・ダイアリー~ボクの美紀ちゃんが乳がんになった話~」(講談社コミックプラス)がある。

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