出典元:産経新聞
足利市の和泉聡市長が代表を務める資金管理団体「おりひめ懇和会」が会員に食事券などを配布した問題で和泉市長は25日、市議会の説明会で、「市民感覚としてはいかがなものかと批判されるのはもっともで、お騒がせして申し訳ない」と陳謝した。ただ配布については「法的に問題ない」と改めて主張した。
和泉市長は市議会に、8月に開催予定だった同懇和会の総会が新型コロナウイルスの影響で中止となり、「予定していた食事が提供できなかったため、会員に食事券を配布した。(会場の)ホテルの売り上げに貢献したかった」と釈明。食事券については「商品券ではなく、(会場の)ホテルでしか使えない。(金券というより)あくまで食事券だ」とした。
事前確認については「(同懇和会事務局の照会に)市選挙管理委員会が法律の条文を提示し、事務局が法的に問題ないと判断した」と説明した。市民に対しては「お騒がせしたことを謝り、法的に問題ないことを説明したい」とした。
和泉市長の説明などによると、同懇和会は9月頃、会員113人に対し、1人当たり食事券5千円分、菓子3千円分、ラーメン2300円分の計1万300円相当を配布した。(川岸等)