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出典元:AP通信
ハンユニス、パレスチナ自治区、10月21日(AP)― イスラエル国防軍(IDF)は10月21日、パレスチナ自治区ガザ地区との国境のイスラエル側で、地下数十メートルの深さに掘られたトンネルを発見したことを明らかにした。
IDF広報官によれば、地下センサーが探知したトンネルは出口がないことから、未完成だとみている。
イスラエルは長さ55キロにわたって地下にセンサーとバリアを埋設しており、今回発見されたトンネルはそのセンサーが探知したものだという。同広報官は、トンネルを掘ったのがハマスか他の組織かは不明だが、トンネル1本掘るには相当な資金が必要だと指摘する。
イスラエルは2014年のガザ侵攻以降、パレスチナ過激派がロケット攻撃に使った20数個のトンネルを破壊したが、ハマスのロケット攻撃と並んで、トンネルをガザ地区封鎖の理由にしてきた。
イスラエルとエジプトによるガザ地区に対する輸出入制限と封鎖は、人口200万人のパレスチナ人にとって、生活苦の最大の原因であるとされている。
(日本語翻訳・編集 アフロ)