出典元:AP通信
マチュピチュ、ペルー、10月15日(AP)― 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、3月から立ち入りが禁止されていた南米ペルーの世界遺産マチュピチュが10月11日、7カ月ぶりに観光客を受け入れたが、閉鎖解除後最初に「天空の城」に足を踏み入れたのは、日本人男性だった。
大阪出身のボクシングトレーナーの片山慈英士さん(26)は3月15日、マチュピチュ観光チケットを購入したが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の閉鎖措置で、その翌日からペルー中のほとんどの施設が閉鎖されてしまった。もちろん、マチュピチュもだ。
その結果、行き場を失った片山さんは、閉鎖措置が解除されるまでペルー国内にとどまらざるを得なかった。
しかし、ロンドンの世界旅行ツーリズム協議会が、ペルーを「安全な観光地」に認定したことで、観光客受け入れ再開の第1号として、マチュピチュの管理団体が片山さんを特別に招待し、思う存分世界遺産を楽しんでもらうことになった。
片山さんは今月末に帰国の予定。
(日本語翻訳・編集 アフロ)