出典元:AP通信
バクー、アゼルバイジャン、10月21日(AP)― 南コーカサスの係争地ナゴルノカラバフを巡るアゼルバイジャンとアルメニアの武力衝突は、10月17日に発効した2度目の停戦合意にもかかわらず、拡大の一途をたどっている。
これは、20日にアゼルバイジャン国防省が公開したビデオ映像で、アゼリ軍に対する攻撃を企画したとされる、ナゴルノカラバフ内のアルメニア軍陣地に対する砲撃の模様が捉えられている。
一方、アルメニア軍広報官のフェースブックへの投稿によると、アゼリ軍が北部戦線に航空機と重砲を投入。南部戦線でも戦闘が激化しているという。
人口の9割以上をアルメニア系住民が占めるアゼルバイジャン領内のナゴルノカラバフとその周辺地域は、1994年のナゴルノカラバフ戦争終結以降、アルメニアが実効支配している。
(日本語翻訳・編集 アフロ)