『一門 “冴えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか?』ほか 『戦後日本、記憶の力学 「継承という断絶」と無難さの政治学』(週刊東洋経済)

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出典元:週刊東洋経済

<2020年9月26日号> 美化される戦争の記憶、その仕組みを緻密に実証
評者/福井県立大学名誉教授 中沢孝夫
死者は生者の記憶の中に存在するが、その記憶は生者に都合よく書き換えられることがよくわかる本だ。特に集団の記憶はそのようだ。戦後75年、戦争の現実を知る人が減り、語り部自体が継承されるようになると、語られる中身の変容を招く。

靖国神社、千鳥ヶ淵、広島、長崎、摩文仁(まぶに)、知覧そして各種の慰霊祭など「記憶の場」の誕生から変容をたどり、かつ映画や小説、各時代の代表的言論を点検しつつ、「記憶の力学」を綿密に実証する。

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