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出典元:産経新聞
小中学生による「こども釋奠(せきてん)」が21日、大修理の終わった史跡足利学校(栃木県足利市)内の大成殿で厳かに行われた。
釋奠は孔子とその弟子を祭る伝統行事で、足利学校では明治時代以降、毎年11月に開催されてきた。こども釋奠は平成26年から後世に引き継ぐ狙いで開かれている。
足利学校では寛文8(1668)年建築で国内最古の大成殿の大修理が完了。平成29年以来3年ぶりにこども釋奠が大成殿で開催された。祭官となった小中学生9人は古式にのっとり、米や魚などを孔子座像に供えるなどした。
今回3回目の参加となった白鴎大足利中3年の大竹美由紀さん(14)は「大成殿での釋奠に初めて参加し、改めて伝統の重みを感じた」と話した。