クドカン脚本の舞台「獣道一直線!!!」 ひどい話で「全力でふざけにいく」(産経新聞)

出典元:産経新聞

演劇ユニット“ねずみの三銃士”による企画公演「獣道一直線!!!」が10月6日から、PARCO劇場(東京都渋谷区)で上演される。脚本は宮藤官九郎、演出は河原雅彦。ユニットの俳優、池田成志(なるし)は「全力でふざけにいく。この時期に『何やってんだ』と怒られても」といい、初出演の池谷のぶえは「後味の悪い物語でパワーを得る人もいるはず」と、“ひどい話”の効用を語った。(文化部 三宅令)

 “ねずみの三銃士”は、池田と生瀬(なませ)勝久、古田新太(あらた)が「今、一番やりたい芝居を、自分たちの企画で上演したい」と結成したもの。今回、6年ぶり4回目の公演となる。

 物語は実際に起きた首都圏連続不審死事件を題材にするが、「まじめなドキュメンタリーとは全然違う」という。池田と池谷は「結末はとても後味が悪いし、不謹慎」「ひどい話だ」と口をそろえた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で演劇界は大ダメージを被った。負けずに業界の絆や前向きに頑張ることが称賛され、池田は「一瞬、気持ち悪いと思っちゃったんだよね」と明かす。「今回も全力でふざけに行くから、『コロナで大変なのに何やっている』とすごい怒られるかも。でも、普通に今までやっていたことをやろうというだけ」

 稽古でも悪ふざけが加速しており、池田ら男どもを手玉に取るヒロインを演じる池谷は「とにかく素晴らしい演劇魔人(生瀬、池田、古田)がそろっていますから、今は必死についていっています」と話す。場面数が多い上に、同じシーンでも演じ方が毎回変わるといい、「あんなにアイデアが出るなんて」と驚嘆する。

 それぞれ勢いがあり、ルール無用。「私がその境地にいけるとは思わないから、どうしようかと思っている」と話す一方、「すてきな物語で元気になる人もいるけど、ひどい物語で元気になる人もいるはず」と考えている。

 池谷の戸惑いを受けて池田は「ゲストは大変だよね。観客も巻き込んで冷静じゃなくさせたいから、さめていたら続けられないと思って」と笑う。「観客にも正体の知れなさ、悪い薬を飲んだような感覚を味わってほしい」

 11月1日まで。パルコステージ、03・3477・5858。

 <あらすじ> 独身男性3人(生瀬勝久、池田成志、古田新太)が次々と殺害された。共通点は大金を持っていて、婚活サイトに登録しており、同じメーカーのED(勃起不全)治療薬を飲んでいた。美しい妻(山本美月)のいるドキュメンタリー作家(宮藤官九郎)が取材を続ける中で浮かび上がったのは、苗田松子(池谷のぶえ)。なぜこんな女にだまされるのかと不思議に思い、取材を続けていくうちに、自身も闇に取り込まれていくのだった。

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