「悪夢のドコモ口座」はなぜ生まれた…?ドコモの致命的すぎる勘違い(現代ビジネス)

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出典元:現代ビジネス

NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」は、連携する銀行全35行の銀行口座と紐づけて「d払い」にチャージし、買い物ができるようになっている。

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 ところが、すでに報道のある通り、銀行口座を持っている本人が預かり知らないところで勝手にd払いで支払いが行われる事件が多発。11行で計120件の不正が行われ、被害総額は2500万円を超えている(9月14日時点)。

 今回の手口は、口座番号や暗証番号を入手した何者かが預金者になりすましてドコモ口座を設け、銀行口座からお金を引き出し、d払いで買い物をして換金するというもの。

 そのため、ドコモ口座を開くときにいわゆる「二段階認証」を行っていれば事件は防げたはずだ。その意味で、ドコモのセキュリティ対策が厳しく問われる事件と言える。

 しかしその後、ドコモ口座以外でも同様の不正が発覚し、キャッシュレス決済事業者だけではなく、犯罪を許す銀行のセキュリティシステムそのものが問題視されている。

 さて、ここからが本題だが、筆者はこの事件の一報を聞いたとき「ああ、ドコモはやってしまったな」と率直に感じた。ユーザーの拡大、つまりは業績アップを焦りすぎるあまり、安全性をおろそかにして犯罪を誘発するという“落とし穴”にはまってしまったのだ。

 携帯キャリアを主役とするQRコード決済競争は激しさを増す一方だ。ソフトバンクは「PayPay」、auは「au PAY」、今年携帯事業に参入したばかりの楽天は「楽天ペイ」、そしてドコモは「d払い」――それぞれ特徴のあるQRコード決済を掲げて、しのぎを削っている。

 この4社のなかでは当然、最大手のドコモが先頭を走っていると思いきや、そうではない。それどころか最後尾に置いてかれているのではないかと、筆者は思っている。

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