メーガン妃を逃して英国は大損?知られざる「発信力」と「経済効果」(現代ビジネス)

出典元:現代ビジネス

先月、世界同時発売され話題を呼んだ、ヘンリー王子とメーガン妃の伝記『Finding Freedom』。著者であるオミッド・スコビーとキャロリン・ディランが、メーガン妃とヘンリー王子の公務に2年以上にわたり同行する英王室ジャーナリストであることから、当初、暴露本なのではないかと噂されたが、蓋を開けてみたら、“暴露”というよりも“釈明”に近いものだった。

【写真】ヘンリー王子とメーガン妃の最高のキスシーン!

 ヘンリー王子とメーガン妃の周囲にいる100人以上の証言を元に、二人の出会いから王室離脱に至るまで物議を醸してきたニュースを二人の立場から紐解く内容となっている本書。“二人の立場から”といっても、二人の直接的な言葉は一つも記されていない。イギリス王室はロイヤルファミリーが公式の伝記を書いたり、誰かに書かせたりすることを禁じているためだ。

 本書が特に強調するのは、イギリスのEU離脱「ブレグジット」をもじって「メグジット」と称された二人の王室離脱について、メーガン妃はあくまで“きっかけ”にすぎず、もともとヘンリー王子が王室に深い確執があったという点だ。王室の財布の紐を握るチャールズ皇太子が予算においてウイリアム王子を優遇し、ヘンリー王子が自由にチャリティなどの活動ができなかったこと、王室関係者がタブロイドに二人の情報をリークし、英メディアの攻撃から二人を守らなかったことなど、「王室からの離脱は致し方なかった」ということが切々と綴られている。

 しかしその一方で、ヘンリー王子とメーガン妃が秘密裏に公式サイトで使用する名称「Sussex Royal」を商標登録しようとしていたことには触れていないし、キャサリン妃の7倍とも言われるメーガン妃の高額な衣裳代についても説明がない(※1)。それどころか本書の冒頭に、苦学して名門大学を卒業したメーガン妃は「質のよく長持ちする物を買う」賢いショッパーだという記述があり、正直、違和感を覚えてしまった。結局、ヘンリー王子とメーガン妃にとって都合のいいことしか書かれていないようだ。

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※1 オンラインメディアの「TOWN&COUNTRY」の記事によると、ロイヤルファミリーの衣装代は、どうやら“プライベートな経費”としてチャールズ皇太子の私的収入から支払われているようだ。だから、本当は国民がとやかく言うことではないのかもしれない。チャールズ皇太子はけっこうなお金持ちで、2018年には約29億4,610万円の土地収入があったと言われている。
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 ただ、『Finding Freedom』にはこれまでメディアであまり語られることのなかった、メーガン妃に関する興味深い内容もあった。それを読んだ筆者が改めて思ったのは、イギリス王室が逃した魚は大きかった、ということ。メーガン妃は、王室にとって“救世主”だったのかもしれないのだ。

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