俳優・中山義紘、必死のPatchで日本を元気に! 縛り付けていた鎖壊し“大暴れ” ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」22日スタート(夕刊フジ)

出典元:夕刊フジ

「関西の演劇界から日本のエンターテインメントを元気にしたい」

 舞台俳優としてデビューして8年。このいちずな信念を胸に演劇活動に邁進してきた。新型コロナウイルスによる影響は計り知れず、ドラマや舞台活動を再開させたばかりだ。

 今年、30歳になった。関西を拠点とする人気劇団「Patch(パッチ)」の創設メンバーとして地盤を固める一方、国民的人気ドラマの「ごちそうさん」や「スカーレット」などNHK連続テレビ小説の常連として独特の存在感を放ってきた。

 「舞台にドラマ。いずれも自分で探したオーディションで、演じたい役をつかみ取ってきました」と打ち明け、「落ちたオーディションは数多いですが…」と苦笑する。

 22日に始まるドラマ「DIVER-特殊潜入班-」への出演もオーディションで勝ち取った。

 福士蒼汰演じる兵庫県警の潜入捜査官が主人公のサスペンス。組織犯罪対策課所属の大山刑事をクールに演じる。

 3年前には香港の巨匠、ジョン・ウー監督の大作「マンハント」で、主演の福山雅治らとともに大阪府警の刑事を演じており、「関西の刑事役が続いていますね」と笑った。

 兵庫県で生まれ育った。「ドラマの舞台は兵庫でロケ地は実家の近く。先輩俳優の方言指導は僕がやらせてもらっています」とうれしそうに語る。

 役者になろうと決意したのは中学2年。県立宝塚北高校演劇科に通う5歳年上の兄の卒業公演を見に行き、演劇の魅力に開眼した。

 「兄が日本神話のスサノオノミコトの王子を颯爽と演じていて衝撃を受けました。家ではぐうたらな兄が、舞台の上では輝いた存在で観客を魅了していたんです」

 兄と同じ高校の演劇科へ進学する。「授業でクラシックバレエや歌舞伎、狂言なども習い、演技の奥深さを知りました」。大学進学を控えた3年のとき、劇団四季の「キャッツ」や「レ・ミゼラブル」などを見て感動し、「ミュージカルを学びたい」と大阪芸術大学舞台芸術学科ミュージカルコースを志願した。

 「関西発の劇団メンバー募集」のオーディションを知ったのは大学卒業間際のことだった。「高校、大学で学んだ演劇力を試したい」と応募、3000人の中から15人が選抜され、審査員らの投票の結果、トップ合格だった。

 そして2012年、劇団「Patch」を旗揚げする。「関西弁で一生懸命を意味する“必死のパッチ”から付けられた劇団名です」

 俳優として全国で知られる出世作となったのが「ごちそうさん」。女優の杏が演じるヒロインの長男(菅田将暉)と高校野球部でバッテリーを組む投手、諸岡を熱演。オーディションで「丸刈りになれますか」と聞かれ、「もちろんやります!」と即答した。

 甲子園を目指すが、戦争で大会は中止に。招集され戦地から復員した諸岡が、開催が危ぶまれた甲子園復活のために尽力する姿が印象的だった。「甲子園が開催できなかった今の状況と似ていてつらい」と声は沈んだ。

 延期されていた、関西テレビとの共同企画の音楽朗読劇「マインド・リマインド~I am…~」の公演がようやく12月に大阪、来年1月に東京で上演されることが決定した。

 「劇団創設8周年に向け構想を温めてきた大切なプロジェクト。僕たちを縛り付けていた鎖を壊し、大暴れして日本中の人を元気付けたい」と劇団最年長のリーダーは意気込む。

 自粛期間中は実家近くの河原で発声練習や筋力トレーニングなどを続けてきた。

 「理想の俳優像? 人間臭い役を演じたい。格好いいと言われるより、面白い俳優がいる-と言われたい」

 自粛中に蓄えたエネルギーは、演じる喜びの中で爆発させるつもりだ。(ペン・波多野康雅/カメラ・渡辺恭晃)

 ■中山義紘(なかやま・よしひろ) 俳優。1990年2月23日生まれ。30歳。兵庫県出身。大阪芸術大学卒業。2012年、劇団「Patch」の創設メンバーとして、デビュー。NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(14年)、「スカーレット」(20年)などに出演。連続ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」は22日午後9時からフジ、関テレ系で放送スタート。

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