結局、「総合商社」は何がスゴいのか?“投資の神様”バフェットはこう考える(現代ビジネス)

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出典元:現代ビジネス

投資の神様バフェットが、日本の5大総合商社の投資へ踏み切ったのは「日本の輝かしい未来」への投資という側面が大きいことは、9月4日の記事「バフェットが認めた『日本の強さ』の正体…5大商社株式取得に動いたワケ」で述べたとおりだ。

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 しかし、それだけではない。今のところ世の中であまり意識されていないのは、5大総合商社が長い歴史の上に成り立っていることである。

 例えば、バフェットの投資先として有名なコカ・コーラは1892年にジョージア州アトランタ、アメックスは1850年にニューヨーク州 バッファロー、P&Gは1837年にオハイオ州 シンシナティで創業した。

 バフェットは、「建国以来米国に投資する戦略が間違ったことはない」と言うが、いくら米国が発展しても、無数の企業が倒産してきたこともよくわかっている。

 例えば、ITバブル華やかりし頃、ある講演で居並ぶIT起業家を前にしてこんな話をしたことがある。

 「私が今、手にしている電話帳ほどもあるリストには、米国自動車産業黎明期のメーカーの名前が連ねられています。自動車産業はそれから今日まで発展しましたが、現在残っている自動車会社は何社ですか? そう、たったの3社です!」

 もちろん、バフェットは「今天下をとった気分になっている『なんとかドットコム』という名前のあなた方の会社も、いくらIT産業全体が発展しても消えてなくなるのですよ!」と言いたかったのである(世界最大の自動車メーカーであったGMの凋落については、9月14日公開の「ホンダは『腐った鯛』GMと業務提携してうまくやっていけるのか」参照)。

 当時、IT企業に投資しない方針であったバフェットは、「ITが分からない時代遅れのポンコツ」などとオールドメディアに揶揄されていたので「意趣返し」とも言えるが、その後どうなったかは改めて説明するまでもない。

 もちろん、ITバブルの崩壊だけではなく、前述のバフェット投資先企業は大恐慌、第2次世界大戦、冷戦、リーマンショックなどを乗り越えて発展してきた。

 「過去の困難を乗り越えた企業は、将来の困難も乗り越える可能性が高い」というのがバフェットの考えであり、5大総合商社を選択したのもその「生き残りの歴史」を高く評価したためであろう。

 戦後においても、総合商社は「商社冬の時代」を乗り越え、幅広い分野で事業を行っているので「防衛力」が高い。

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