東日本大震災を自分事に 漫画「柴ばあと豆柴太」(共同通信)

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出典元:共同通信

東日本大震災から9年後を舞台にした漫画「柴ばあと豆柴太」の第1巻が発売された。娘と孫を津波で失った柴ばあと愛犬の豆柴太を中心に、東北の港町で暮らす人々を描いた物語。作者のヤマモトヨウコさん(34)は「『震災を忘れない』がテーマ。いろんな人に自分事として感じてほしい」と話す。

 京都府出身のヤマモトさんは2016年、夫の転勤に伴い山形市へ。19年から仙台市で暮らしている。関西と違って連日のように震災関連のニュースが放送されていたことから、復興は道半ばで現在進行形の問題であることを実感したという。

 多くの知り合いができると、いっそう震災を身近に感じるように。被災体験を聞く「語り部ツアー」に参加した際、ヤマモトさんらたった2人のために熱心に語る姿に胸を打たれ「風化させないように漫画で伝えたい」と決意した。

 ヤマモトさんは執筆に当たり、知人の話を聞くだけでなく、岩手、宮城両県を中心に取材を重ねた。「東北出身ではない自分が描いてよいのか。誰かを傷つけてしまうのでは」と葛藤したが、「キャラクターの人生や温かさを丁寧に描くことで、自分の大切な人のことのように感じてもらえる作品にしたい」。

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