出典元:AP通信
ドブール・クラローベ・ナト・ラベム、チェコ、9月11日(AP)― チェコ北東部にあるドブール・クラローベ・ナト・ラベムの動物園で9月10日、希少動物のバーバリライオンの赤ちゃん3頭が報道陣の前に初お目見えした。
同地の動物園で7月5日に生まれた3頭はいずれもメスで、母ライオン「カリーラ」が見守る中、獣舎から出て遊ぶのはこれが初めて。
バーバリライオンは、かつてアフリカ北部に生息していたライオンの亜種で、ローマ帝国時代に剣闘士と戦わせるために大量に捕獲され、近世には娯楽としての狩猟でさらに減少、1960年代には野生では絶滅したと考えられていた。しかし、モロッコのムハンマド5世個人の動物園で三十数頭が飼われており、繁殖の取り組みも行われていることが分かっている。
チェコの動物園は、飼育下での種の保存を目指す全欧州的な絶滅危惧種繁殖計画の一部で、現在世界中で推定100頭のバーバリライオンが、飼育下で生息しているといわれている。
(日本語翻訳・編集 アフロ)
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