戦力外通告された元プロ野球選手の息子が「スーパー中学生」になっていた…!(現代ビジネス)

出典元:現代ビジネス

埼玉県狭山市の室内練習場へ父親とともにやってきた15歳の少年は、マスコットバットを黙々と振り始めた。右投げ右打ちで、身長179センチメートル、体重87キログラム。毎年、文科省が公表している学校保険統計によると、2019年の15歳の平均身長は168.3センチメートル、平均体重は57.6キログラムだから、この少年は二回りほど大きい。

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 まだ野球選手としての筋肉がつく前の身体は柔らかく、スイングはしなやかで、大人でも簡単には使いこなせない1.5キログラムのバットを、箒の柄のように軽々と振っている。これから本格的にウエートトレーニングを積んだら、いったいどこまで飛ばせる長距離打者になるのだろう。そう期待させる雰囲気が、少年の全身から漂っていた。

 少年の名前は小野勝利。「かつとし」ではなく「しょうり」と読ませる。地元の中学生チーム、狭山西武ボーイズの4番打者兼控え投手としてプレーし、中学3年間の公式戦で通算20本以上の本塁打を放った。中学1年時のデビュー戦でいきなり左翼、中堅、右翼と、三方向へホームランを打って周囲を驚かせ、「狭山にすごい中学生がいる」という評判があっという間に広まった。

 来春の高校進学を控え、西は大阪桐蔭高校、東は横浜高校と、甲子園大会の常連でもある高校野球部の関係者が小野を獲得しようと、この狭山まで足を運んでいる。2020年は新型コロナウイルス感染拡大により、春の選抜、夏の選手権大会が中止となった。来年は聖地の大会が復活することを願い、参戦を目指している強豪校に、小野は来年、高1夏の大会から4番を打てる超高級スラッガーと見られているのだ。

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