出典元:現代ビジネス
日本で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは今年1月。それから早くも8ヵ月が経とうとしている。
【本編を読む】いじめっ子は笑いながら、クラスメイトを階段から突き落とした…
コロナ禍のなか、転勤による引っ越しを余儀なくされる人たちも出てくるが、感染者の多い地域から少ない地域に移動することに精神的な負担を抱える人も少なくないという。「感染リスク」として認識され、排除の対象となってしまう可能性があるからだ。
コロナ禍は「いじめ」や「排除」の恐ろしさを浮き彫りにした。
そんななか、いじめの恐怖を描いたマンガ『くにはちぶ』が注目を集めている。
同作のストーリーは、女子中学生がある日、特別な法律に基づき、家族や友人を含むすべての国民から「無視」され始めるという大胆なもの。いじめや無視といった行動の恐ろしさを、「いじめられる側」の視点からリアルに描き出している。
担当編集者はこう語る。
「この作品は、平凡な女の子が法律によって周りの人間全てから“無視”をされてしまうことになる物語です。学生時代、多かれ少なかれ“無視”というイジメを目撃したことのある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
そんな状況に、国のお墨付きがある中で放り込まれてしまうと、“無視”される側、する側はどういった気持になり、どんな行動をとってしまうのか?
極限の状態で現れる人間性ドラマがぐいぐい心に刺さる、WEBでも非常に話題になっている衝撃作です」
現代ビジネスで公開されている最新話では、主人公がクラスメイト全員から無視されているのをいいことに、一人のいじめっ子が、彼女を階段から突き落とす。しかし、助けを求めることができない主人公は、歯を食いしばり、驚きの一言を口にする…。