出典元:AP通信
ポートルイス、モーリシャス、8月11日(AP)― 座礁した商船三井の貨物船から燃料の重油が流れ出しているインド洋の島国モーリシャスでは8月9日、学生や環境活動家、島民などが24時間態勢で重油の除去作業に当たった。
貨物船「わかしお」の船体にできた亀裂からは、これまでに4トン相当の重油が漏出したとみられている。燃料油のさらなる漏出を阻止すべく作業が続けられているが、強風と波浪のため9日には船体に新たな亀裂がみつかったと伝えられている。
ラグーンや白い砂浜の汚染を防ごうと、長いオイルフェンスが拡張されているが、油は既に海岸線や河川にまで広がっている。
そのオイルフェンスも、サトウキビの葉やワラにペットボトルをくくり付けた急ごしらえのモノで、浅瀬では空のドラム缶に重油をすくって入れるボランティアの姿が目撃されている。
(日本語翻訳・編集 アフロ)