出典元:AP通信
ノボプログレッソ、ブラジル、8月19日(AP)― アマゾニア国立公園があるブラジル北部パラ州で国道を封鎖していた先住民グループが8月18日、バリケードを撤去して封鎖を解除した。
先住民カヤポを代表するグループは、新型コロナウイルス感染症が国内で拡大している時期に、連邦政府から先住民に対して十分な医療支援がなかったことに加え、彼らが居住する熱帯雨林の開発計画に抗議して、ノボプログレッソにバリケードを築いて、州内からトウモロコシや大豆を運ぶ国道を24時間封鎖していた。
グループは、封鎖場所近くのジャングルでキャンプ生活をしており、ボルソナロ政権によって無視され続けてきた数々の問題について、連邦政府役人が交渉のテーブルにつくまでは、いつでも国道を再封鎖するとしている。
パラ州の原生熱帯雨林に設けられた保護区に住んでいる同先住民の周辺では、大規模牧場主や森林伐採業者、金鉱山会社による脅威が日を追って増大していると主張している。
(日本語翻訳・編集 アフロ)