出典元:AP通信
ポートルイス、モーリシャス、8月27日(AP)― 座礁した日本の貨物船から燃料の重油が漏出して、環境問題に発展したインド洋の島国モーリシャスで、少なくとも14頭のイルカが死んでいるのが見つかった。国際的自然保護団体が8月26日、明らかにした。
同団体によると、海岸に打ち上げられたこれ以外のイルカにも、異変が見られるという。
モーリシャスでは、岡山県の長鋪汽船が所有、商船三井がチャーターしたパナマ船籍のばら積み貨物船「わかしお」は7月25日、中国からブラジルに向かう途中、湿地保全の国際条約「ラムサール条約」に登録されているポワント・デスニーの自然保全地区で座礁。約1000トンの燃料が8月6日までに流出した。
その結果、島の湿地帯やマングローブの林、野鳥や野生生物のサンクチュアリだった小島などが重油で汚染された。
(日本語翻訳・編集 アフロ)